ウィンレター（2004年生、母ノーブルセイコ）

ウィンレター（2004年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利の手紙」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレオンプライド（当時11歳）と交配したノーブルセイコが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦10勝2着2回。2006年のネオユニヴァース賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月7日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブレイブスピリットに交わされて3馬身差の2着となった。

7月20日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンハウリングに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月25日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のハルコマサンに3/4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月8日、中1週で迎えた5戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のティンスクヴィルに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月9日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3歳（2007年）

7月10日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ホワイトマズル賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、マイネルセレクト賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、サンライズペガサス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は三井健一騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた11戦目は、オメガ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ふらのにんじん特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のイカンセンに4馬身の差をつけて制した。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ベナトナシュ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、SJT第2戦シルバーホイップ賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた15戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三井健一騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

12月23日、中6週で迎えた16戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた17戦目は、ガーネット特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた18戦目は、アレキサンドライト特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、アメジスト特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アドマイヤゼウスに3/4馬身交わされて2着となった。

3月2日、中2週で迎えた20戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビートローズに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフサイチサガントスに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリトルユニコーンに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月26日、中1週で迎えた23戦目は、新緑特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルポポラーレに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、皐月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネルポポラーレをハナ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

6月7日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた26戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村欣也騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルミステリオをクビ差振り切って勝利を手に入れた。