ティンスクヴィル（2004年生、母オールインオール）

ティンスクヴィル（2004年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神への捧げもの（エトルリア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のザカリヤ（当時8歳）と交配したオールインオールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方24戦4勝2着8回。2007年の華月賞(地方重賞)に勝利した他、2007年のジェイエス「フューチュリティ」特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月24日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンビーナラムに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーシンエッティンから1馬身半差の2着となった。

7月26日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンシパルナイトに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤正弘騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィンレターから2馬身差の2着となった。

8月29日、中2週で迎えた8戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は斉藤正弘騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンノダンサーズから4馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、2歳オープンのマリエンバード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、2歳オープンのマヤノトップガン賞（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（11戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブルータブーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中4週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トミノクロカミに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の福寿草特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳オープンのJA門別美味ネギ君特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（12戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラウマイスキーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（13戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳オープンの日高生産連特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマノトレジャーに交わされて1馬身差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルータブーから4馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳オープンのジェイエス「フューチュリティ」特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（16戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウマイスキーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（17戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のラードロアームをクビ差制して人気に違わぬ実力を証明した。

8月2日、中2週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤正弘騎手（18戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、ノーザンクロス特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2008年）

7月1日、約9か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ソングオブウインド賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（19戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。