トミノクロカミ（2004年生、母トミクロス）

トミノクロカミ（2004年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒髪」。毛色は青毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時8歳）と交配したトミクロスが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地1戦0勝、地方41戦2勝2着3回。2007年の’07桃花賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡広光から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、富岡喜平から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

高橋司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月11日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた4戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカネシャークから4馬身差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は三井健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリュシオンから4馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョクイチジミンから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は三井健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた10戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は三井健一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアイラブライデンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた11戦目は、2歳戦のホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、2歳戦のサンライズペガサス賞（札幌(地)ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で三井健一騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月14日、中4週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティンスクヴィルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3歳（2007年）

1月23日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳オープンの’07桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月14日、中2週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月17日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた20戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた22戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4歳（2008年）

1月9日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた24戦目は、福寿草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた26戦目は、東風スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で半澤慶実騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた27戦目は、うぐいす特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で半澤慶実騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月7日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で半澤慶実騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた29戦目は、美の山特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で半澤慶実騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のシロチドリ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で半澤慶実騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた31戦目は、春風特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で半澤慶実騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた32戦目は、カーネーション特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で半澤慶実騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた33戦目は、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で半澤慶実騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた34戦目は、鉄剣特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で半澤慶実騎手（11戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で半澤慶実騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた36戦目は、夕凪特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で半澤慶実騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた37戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で半澤慶実騎手（14戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた38戦目は、パンジー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で半澤慶実騎手（15戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた39戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で半澤慶実騎手（16戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた40戦目は、トワイライト・ファイナル賞3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で半澤慶実騎手（17戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で半澤慶実騎手（18戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた42戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で半澤慶実騎手（19戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。