ディーオ（2009年生、母ドリームシーン）

ディーオ（2009年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時12歳）と交配したドリームシーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、地方22戦4勝2着2回。2012年の黒潮盃(S2)で2着に入った他、2012年の東京湾カップ(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ミルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、沖山裕子によって682.5万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

11月17日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は497kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリコードーンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のベイサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセレブレをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

3歳（2012年）

1月10日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の碧空特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のスカイインテンスに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

3月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイブニングラッシュを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の竹筍特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、スカイインテンスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中4週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

8月15日、中9週で迎えた9戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アスカリーブルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2013年）

2月22日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、春麗賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（9戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた12戦目は、三崎特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた13戦目は、鳥待月特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、江戸川特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の武州賞（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた16戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月15日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5歳（2014年）

1月9日、中4週で迎えた19戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、若草特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の芝桜特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。