テンザンニシキ（1999年生、母インフルヴユー）

テンザンニシキ（1999年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時22歳）と交配したインフルヴユーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方25戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、平野三郎によって735万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月11日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

3歳（2002年）

5月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた4戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシーエクセルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネツエピローグに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

1月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミレニアムビジューを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

2月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリオールエスパーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3月15日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた17戦目は、陽春特設（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月15日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた19戦目は、盛夏特設（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月16日、中5週で迎えた22戦目は、神楽酒造株協賛ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東真市騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るダズリングマスターを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月23日、中3週で迎えた24戦目は、師走特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2004年）

5月5日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた26戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた31戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森田直哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた36戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。