カネツエピローグ（1998年生、母ナリタルビー）

カネツエピローグ（1998年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時14歳）と交配したナリタルビーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方20戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,050万円（10.5万×100口）で一口馬主が募集された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

5月4日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

9月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた5戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。6着を確保した。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイスターシャフトに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

1月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャンハイネビに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川浩文騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラッキーマップにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川浩文騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川浩文騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハリーバッカスを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石川浩文騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラヒショウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石川浩文騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた15戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンドライトミナミに2馬身半の差をつけて優勝

6月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクールガイをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

8月18日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川浩文騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川浩文騎手（12戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川浩文騎手（13戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川浩文騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーアソクロスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石川浩文騎手（15戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビジネスハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川浩文騎手（16戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川浩文騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテンザンニシキにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

5歳（2003年）

1月2日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で石川浩文騎手（18戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。