ハリーバッカス（1998年生、母ビッグワンステップ）

ハリーバッカス（1998年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時13歳）と交配したビッグワンステップが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高橋牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、高橋牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、高田久成によって1,207.5万円で落札された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

9月22日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

11月25日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラッキーマップを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャビンスティルを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

1月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキープアットライフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキープアットライフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネツエピローグに6馬身の差をつけて制した。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤングゼファーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲノキャップに4馬身の差をつけて制した。

8月18日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクールガイに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャンハイスキーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスタードウジョウジを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

2月1日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。