ウルトラファイン（2008年生、母コンフィチュール）

ウルトラファイン（2008年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超級＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したコンフィチュールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、井山登によって1,312.5万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のメロークーミスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に敗れた。

3歳（2011年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芝桜賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月30日、中3週で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

6月19日、中6週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4歳（2012年）

1月28日、中4週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月29日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、オールジャパンサーフィン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5歳（2013年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg絞って迎えた18戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、花のまち鴻巣賞（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた19戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。