タケショウティアラ（1991年生、母ベストプリンセス）

タケショウティアラ（1991年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時11歳）と交配したベストプリンセスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の苗場特別(900万下)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月8日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイネマジックに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月27日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月16日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

9月10日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた10戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたプリンセスメール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

4歳（1995年）

4月22日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイエスカプリースに1馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

5月7日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

8月12日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のベンチャーキングをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャリオヴァルトに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月21日、中7週で迎えた18戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた20戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（1996年）

5月18日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた23戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、レインボーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた25戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の盛岡競馬場姉妹提携記念オーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた27戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。