サンキョウショット（1993年生、母エイシンハルコ）

サンキョウショット（1993年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサイドチヤペル（当時11歳）と交配したエイシンハルコが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は津澤与四夫。戦績は、中央平地6戦1勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月8日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のノースエトランゼに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（1996年）

8月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた7戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山ゆり特別 3組（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミネノアマゾンに7馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月4日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎尋美騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったイズミムクターから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎尋美騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のキンコーロイヤルに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、二子橋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎尋美騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーソフィアに2馬身半の差をつけて優勝