フローズンスタイル（2017年生、母アプリコットフィズ）

フローズンスタイル（2017年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「シャーベット状のカクテル」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したアプリコットフィズが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミスミルドレッドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2020年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

2月22日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのフリージア賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

4月11日、中6週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月26日、中9週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシトラスクーラーを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

10月10日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4歳（2021年）

2月7日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

3月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月3日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8月15日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月9日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイコンテーラーに交わされて2馬身差の2着となった。

11月14日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月23日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

2月19日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた19戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

2022年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。