ナリタチャンピオン（1999年生、母オールハローズ）

ナリタチャンピオン（1999年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時14歳）と交配したオールハローズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着3回、地方7戦1勝2着2回。2007年の九州王冠(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月2日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエアリングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月17日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月11日、中5週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマーブルボーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい最後はゴシップコラムと並んで12着同着となった。

3月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

6月21日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月16日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月4日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず16着に敗れた。

5歳（2004年）

2月15日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（7戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた19戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャプテンバトラーに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月15日、連闘で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のナナヨーヒマワリに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月18日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウセブンに半馬身交わされて2着となった。

6歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月14日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、テイエムファンキーに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた29戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

10月1日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（9戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（10戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったウインセイヴァーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

7歳（2006年）

6月25日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

8歳（2007年）

2月3日、約7か月半の休養明けで迎えた35戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた37戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、池田湖特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた38戦目は、由布岳特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた39戦目は、九千部山特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクメイジャーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた40戦目は、楽天競馬協賛阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた41戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライズビートから1馬身差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた42戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、黒髪山特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。