ユイノルフィ（2014年生、母ウインミネルヴァ）

ユイノルフィ（2014年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時15歳）と交配したウインミネルヴァが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は若林牧場。2019年のOROターフ特別(一般)に勝利した他、2018年のハーベストカップ(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若林牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、由井健太郎によって540万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月18日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2017年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャプテンルフィをクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で18番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

12月23日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4歳（2018年）

2月1日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

3月31日、中7週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4月30日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた11戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月13日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、フェアリーアイ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、カンナ賞（水沢ダート850m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、コムラサキ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた16戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインミラージュをハナ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のミステリーモリオンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月17日、中5週で迎えた18戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイキパラドックスに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月6日、中2週で迎えた19戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、コスモロングソードに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

12月2日、中5週で迎えた21戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた22戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦3勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5歳（2019年）

4月28日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦3勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦3勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた25戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（9戦3勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた26戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で菅原辰徳騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた27戦目は、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原辰徳騎手（11戦3勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、レインボーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原辰徳騎手（12戦3勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のウインルーカスに1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

8月10日、中2週で迎えた29戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で菅原辰徳騎手（13戦4勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた30戦目は、秋風特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原辰徳騎手（14戦4勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた31戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で菅原辰徳騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のウインルーカスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で菅原辰徳騎手（16戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた33戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6歳（2020年）

1月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、獅子舞賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた35戦目は、閃雷賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた36戦目は、よみうりランド☆ジュエルミネーション（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた37戦目は、春雷賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月11日、中9週で迎えた38戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月8日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた39戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた40戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（17戦5勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた41戦目は、レインボーカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（18戦5勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（19戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のフィールドスカイをアタマ差振り切って勝利をモノにする

8月31日、中4週で迎えた43戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（20戦6勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた44戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、長月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。