バンスタンウォルツ（2008年生、母ダンシングサンデー）

バンスタンウォルツ（2008年1月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「野外のダンスパーティー」。毛色は鹿毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したダンシングサンデーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の駒ケ岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、多田信尊によって6,930万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタングルジャングルに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3歳（2011年）

1月8日、中4週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月27日、中8週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5月28日、中8週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ヴァーゲンザイルに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月5日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4歳（2012年）

5月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクールエレガンスに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、コモノドラゴンにハナ差交わされて2着となった。

8月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月14日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の姫川特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、逃げるショウナンバーズにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた19戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6歳（2014年）

6月14日、約16か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のスノーストームをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

7歳（2015年）

1月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

2月28日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた24戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた25戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。