キタサンツバサ（2009年生、母キタサンミラージュ）

キタサンツバサ（2009年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時22歳）と交配したキタサンミラージュが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、地方32戦4勝2着2回。2012年のクラウンカップ(S3)に勝利した他、2014年の由布岳賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

10月27日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のステディネスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の龍珠特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリバティパワーに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3歳（2012年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシラヤマヒメに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビッグライトをアタマ差振り切って雨下の激闘を制した。

5月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦4勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

9月7日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2013年）

5月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、江戸川特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦4勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、小田原市特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（7戦4勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、南風賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（8戦4勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた12戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（9戦4勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた13戦目は、オレンジレース開催記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（10戦4勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた14戦目は、ガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（11戦4勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた16戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、門別ししゃも祭り特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、日向灘特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったディアフロイデに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2014年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、地方重賞の九州オールカマー（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

1月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、地方重賞の球磨川賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の唐津湾賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の鏡山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた24戦目は、地方重賞の松浦川賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞の由布岳賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディアフロイデに交わされて4馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた26戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高千穂峰賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の阿蘇山賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の九千部山賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた29戦目は、朝日山特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、地方重賞の遠賀川賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月13日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた31戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた32戦目は、大船山特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。