ジハードウイン（1989年生、母グランドキャッスル）

ジハードウイン（1989年3月10日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時10歳）と交配したグランドキャッスルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害22戦2勝2着2回。1995年の中山大障害（秋）(重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

6月9日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（1992年）

5月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた7戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のグッドコネクションを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた12戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4歳（1993年）

1月23日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトレーシーアンから5馬身差の2着となった。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木勇騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホッカイコンパイラに約10馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木勇騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木勇騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木勇騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた20戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に56kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月5日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5歳（1994年）

1月6日、中4週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は鈴木勇騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月16日、中0週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木勇騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンリバシャープから1馬身1/4差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木勇騎手（11戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマキハタビッグに約13馬身の大差をつけて3勝目をマークした。

4月9日、中3週で迎えた27戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で鈴木勇騎手（12戦2勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木勇騎手（13戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木勇騎手（14戦2勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1995年）

1月16日、中4週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木勇騎手（15戦2勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた32戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は鈴木勇騎手（16戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（17戦2勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた34戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた35戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で渡部秀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月19日、約6か月半の休養明けで迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で渡部秀一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた37戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡部秀一騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。