エイシンフェンサー（2020年生、母エーシンパナギア）

エイシンフェンサー（2020年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+剣術に長けた技能者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したエーシンパナギアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田牧場。2024年のUHB賞(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月28日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったアスクビートルズにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のスターペスカオリに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月15日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月18日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のポルタフォルトゥナをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミズノコキュウを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月18日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのキビタキステークス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

12月28日、中5週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのカウントダウンステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4歳（2024年）

2月25日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（4戦2勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

4月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

6月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたミッキーハーモニー決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川又賢治騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルレノンを半馬身振り切って優勝

8月11日、中2週で迎えた16戦目は、UHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川又賢治騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。