タブラオ（2018年生、母プルーフオブラヴ）

タブラオ（2018年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時9歳）と交配したプルーフオブラヴが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。2021年の雲取賞(S3)で3着に入った他、2021年の雲取賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2020年）

6月5日、デビュー戦は藤田凌騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスピーチレスに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月8日、中4週で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったセイカメテオポリスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったギルランディーナにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハートプレイスに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月30日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカイジンチャンプを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3歳（2021年）

1月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のシクラメン特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るブライトフラッグを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月18日、中3週で迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた10戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた11戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

10月5日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンの’21 スターバーストカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、山茶花賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ノースウインド賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、カウントダウン2022賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2022年）

6月27日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、南風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、デネブ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた21戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

12月29日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、BSフジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

5歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた23戦目は、銀嶺賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた24戦目は、ダイヤモンドダスト賞（大井ダート1650m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた25戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

3月31日、中2週で迎えた26戦目は、萌黄賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた27戦目は、緑風賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1650m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた30戦目は、デネブ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた31戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、サマースターズ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフルークツォイクに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた32戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイエストエンドに5馬身の差をつけて優勝

9月19日、中1週で迎えた33戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

12月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ゴールドレガシーに交わされて3馬身半差の2着となった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、おおとり賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

6歳（2024年）

1月24日、中2週で迎えた36戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したゴダイリキを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中4週で迎えた37戦目は、一般B1三（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。