ハイエストエンド（2017年生、母デュークタイフーン）

ハイエストエンド（2017年3月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最上位機種の」。毛色は栗毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時10歳）と交配したデュークタイフーンが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月8日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2020年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたシゲルミカヅキ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたシンクロゲイザー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジャーブレイクを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月26日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で田辺裕信騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

4歳（2021年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田辺裕信騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田辺裕信騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマイネルイリャルギに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したシアトルテソーロを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（12戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

12月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（14戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ホウオウルバンにクビ差交わされて2着となった。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒートヘイズにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたセイウンロミオ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレイクリエイターに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

12月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

6歳（2023年）

1月9日、中4週で迎えた24戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

6月24日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月5日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタブラオに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた28戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクラーベドラドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中5週で迎えた29戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したキョウエイメジャーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた30戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエスシーヴィオラに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月16日、中2週で迎えた31戦目は、グレイトフル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったタイムモーメントにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

7歳（2024年）

1月15日、中3週で迎えた32戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月24日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、春風賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンピストンに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。