タイムモーメント（2017年生、母マルクプレンヌ）
Time Moment
2017.03.07
タイムモーメント（2017年3月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「時間+刹那。時間を切り取ったその瞬間」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時19歳）と交配したマルクプレンヌが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C15。
経歴
デビュー前
社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。
萩原清厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2020年）
7月5日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。
8月29日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
11月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダフルライフに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
12月2日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。
12月29日、中3週で迎えた5戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフチサンメルチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
4歳（2021年）
5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。
6月6日、中3週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。
8月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。
12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。
5歳（2022年）
2月1日、中7週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。
5月17日、中2週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオーマイオーマイを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。
9月18日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。
11月19日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。
2022年12月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
6歳（2023年）
1月17日、中7週で迎えた15戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタロマンダラに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
2月9日、中2週で迎えた16戦目は、馬い!佐賀小松のレモン発売記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のペダンクルアーチをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。
3月15日、中4週で迎えた17戦目は、馬い!盛岡さんふじリンゴ食べよう（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンケイワールドに9馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
4月10日、中3週で迎えた18戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るティーファイブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
5月2日、中2週で迎えた19戦目は、潮干狩り特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバレルゾーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
7月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、納涼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。
10月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、楓特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、キャリアリズムに交わされて4馬身差の2着に敗北した。
11月29日、中4週で迎えた22戦目は、春待月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（8戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトリプルミリオンに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
12月16日、中1週で迎えた23戦目は、グレイトフル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（9戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイエストエンドに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。
7歳（2024年）
1月16日、中3週で迎えた24戦目は、船橋ケイバでまた会おうね!ウマ娘特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（10戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミンナノユメミノルに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。
デビュー前
社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。
川島正一厩舎（船橋）へ入厩。
2月10日、中3週で迎えた25戦目は、アメジスト特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で御神本訓史騎手（11戦9勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったワガンセに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。
3月4日、中2週で迎えた26戦目は、三咲特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で御神本訓史騎手（12戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオークハンプトンに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。
4月13日、中5週で迎えた27戦目は、鳥待月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で御神本訓史騎手（13戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。