フチサンメルチャン（2017年生、母ファーマベリー）

フチサンメルチャン（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+呼称+人名より+呼称」。毛色は栗毛。種牡馬のアンライバルド（当時11歳）と交配したファーマベリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は増尾牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C5。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3歳（2020年）

5月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登千里浜賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月28日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、弥富の銀次郎生誕祭（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

11月24日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアラクイーンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた8戦目は、大桑川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアップビリオンに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月29日、連闘で迎えた10戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイムモーメントに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルーレットエルフに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月12日、中3週で迎えた12戦目は、佐布里池特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月3日、中6週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフリードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月29日、中6週で迎えた17戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムジックを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5歳（2022年）

1月29日、中9週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（11戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月16日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの糸島特別（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（13戦1勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。5着を確保した。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（14戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月15日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（15戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。3着に入った。

11月12日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小牧太騎手（16戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2023年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小牧太騎手（17戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で小牧太騎手（18戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で小牧太騎手（19戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月6日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小牧太騎手（20戦1勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた32戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上2勝クラスの西日本新聞杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（21戦1勝）。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

9月23日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（22戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（23戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7歳（2024年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（24戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（25戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（26戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。