フジツヨシオー（1994年生、母ニットウキャロル）

フジツヨシオー（1994年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時14歳）と交配したニットウキャロルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着6回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月4日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したセントラルハイジにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ミヤギロドリゴに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、スプリングアローに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインドリクエストに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月8日、連闘で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず最後はダービーカーニバルと並んで7着同着となった。

5月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小野次郎騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で小野次郎騎手（10戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

12月24日、中2週で迎えた16戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1998年）

1月5日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた19戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたバリッドペニー決め手に屈してハナ差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したブルートレジャーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月17日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（14戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた26戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したオンナノキモチを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月18日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（15戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（16戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（17戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（18戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（1999年）

2月24日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、仲春賞（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた32戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた33戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のシューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

6月7日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦のペルセウス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。