ブルートレジャー（1993年生、母ニツトウハナコ）

ブルートレジャー（1993年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時13歳）と交配したニツトウハナコが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月16日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

3歳（1996年）

5月3日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた6戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったマーチントライに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のタケノトパーズに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月22日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッドスプリングを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

4歳（1997年）

8月2日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で青木芳之騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で青木芳之騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（1998年）

1月25日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青木芳之騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で青木芳之騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で青木芳之騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフジツヨシオーを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

9月6日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたチョウカイマリーン決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月27日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6歳（1999年）

1月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月15日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた25戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7歳（2000年）

11月23日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた28戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、門別短距離特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

8歳（2001年）

5月2日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、メジロマックイーン特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。