エイシンダンカーク（1997年生、母Forest Flower）

Eishin Dunkirk

1997.02.17

エイシンダンカーク（1997年2月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のMr. Prospector（当時27歳）と交配したForest Flowerが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

10月9日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、トーワノオージに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したプレイザフィールドを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中6週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスギノアマゾネスに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2000年）

1月16日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったピロマティアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月3日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のケイエススワンに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲秋特別（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の久多特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のニホンピロナイスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2002年）

2月16日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。