セントルイスガール（2003年生、母エイシンシンシアナ）

セントルイスガール（2003年5月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ミズーリ州の都市名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSilver Hawk（当時24歳）と交配したエイシンシンシアナが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方6戦0勝。2005年の小倉2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2005年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月17日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は382kg。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイサミサクラサクラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンアモーレにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、逃げるアルーリングボイスにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月6日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月12日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月2日、中5週で迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月3日、中8週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の’06クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月1日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、飛騨美濃合併130周年記念岐阜地域特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月31日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、大晦日特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

4歳（2007年）

1月10日、中0週で迎えた15戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。