キタノヘイロー（2010年生、母カネツフラップ）

キタノヘイロー（2010年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したカネツフラップが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方31戦14勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年のアーバンステージ如月賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カネツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、カネツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャパンフードビジネスによって441万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイアイウィルゴーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら15番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月25日、中8週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

4歳（2014年）

4月3日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から41kg増やして迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、マルヨディローゼに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエドノリージェントを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、ほうき星特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったイーストファンディにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月20日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、みなとハナミズキ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフクノサンデーに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5歳（2015年）

5月21日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーサムリヴァイヴに5馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

6月23日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のサーストンマイアミに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、彦星賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のツナグテに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月28日、中6週で迎えた13戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコーゲンスイスイに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月2日、中4週で迎えた14戦目は、一般C1三四五（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカントリーウォークに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月16日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、とかげ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦5勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のロイヤルキングに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月26日、中5週で迎えた16戦目は、シリウス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦6勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイスカチャンに1馬身1/4の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

12月23日、中3週で迎えた17戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコマンドゥールキイをアタマ差振り切って驚異の9連勝を決めた。

6歳（2016年）

1月12日、中2週で迎えた18戦目は、初夢賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のコスモグリズリーを3/4馬身振り切って10連勝を達成した。

2月10日、中3週で迎えた19戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦9勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツルオカボルトをハナ差振り切って連勝数を11に伸ばした。

3月16日、中4週で迎えた20戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で森泰斗騎手（11戦10勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパッパーレに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

8月30日、中6週で迎えた22戦目は、オーガスト賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で森泰斗騎手（12戦11勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で森泰斗騎手（13戦11勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた24戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で森泰斗騎手（14戦11勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノラピートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2017年）

3月24日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（15戦11勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ドリームリレーin大井賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリコーヴィッカースを3/4馬身振り切って勝利数を14に伸ばす

6月6日、中4週で迎えた28戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた29戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、’17 プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた30戦目は、ミッドサマー賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月6日、中6週で迎えた31戦目は、印西市コスモス賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた32戦目は、しぶやダイバーシティ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサブノジュニアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月8日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の日刊ゲンダイ賞（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8歳（2018年）

1月26日、中6週で迎えた34戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

3月20日、中7週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。