コマンドゥールキイ（2011年生、母ジェネロジー）

コマンドゥールキイ（2011年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したジェネロジーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方27戦4勝2着3回。2013年の’13ゴールドジュニアーで3着に入った他、2014年の優駿スプリント(S3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2013年）

6月4日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスマイルハートに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンの’13ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦のくまたか特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャークファングに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3歳（2014年）

2月19日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月3日、中9週で迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入った。

9月30日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、あうる賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた11戦目は、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、渋谷区の妖精あいりっすん賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた13戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2015年）

4月10日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、こぐま座特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のブライトライジンに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた16戦目は、プレアデス賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のミラノボヴィッチに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月30日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、千代田区特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したマイネジェシカを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月3日、中4週で迎えた18戦目は、斎藤工&剛力彩芽賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったナイキアドヴァンスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタノヘイローにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2016年）

2月9日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた20戦目は、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月6日、中7週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、ダイアモンド賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた22戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月9日、中2週で迎えた23戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月31日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、おおとり賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6歳（2017年）

1月27日、中3週で迎えた25戦目は、ニューイヤー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で笹川翼騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月7日、中5週で迎えた26戦目は、マーチ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で笹川翼騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた27戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で笹川翼騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。