リングオブケリー（2004年生、母スロクエリタージュ）

リングオブケリー（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイルランドの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時15歳）と交配したスロクエリタージュが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は室田千秋。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

8月4日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したベルモントリボンにクビ差届かず2着となった。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゼネラルメデュームを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2008年）

1月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月22日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月30日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

7月5日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

8月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。17着に敗れた。

12月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた8戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプリミティーヴを半馬身振り切って2勝目を手にした。

12月25日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のクリスマスドリーム賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（2009年）

1月19日、中3週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月20日、中4週で迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1六 C2六（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。