ロードプラチナム（1996年生、母ニアーザゴールド）

ロードプラチナム（1996年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したニアーザゴールドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地19戦5勝2着3回。2000年の産経大阪杯(G2)で2着に入った他、2001年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額7,600万円（38万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシースルオールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月27日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンスプリマに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスイートケイを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

4歳（2000年）

2月13日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカラフルワールドをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジェンツスマイルに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月2日、中4週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたメイショウオウドウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中6週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月8日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた11戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2001年）

1月21日、中6週で迎えた12戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったアメリカンボスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

7月8日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクラフトマンシップに3馬身半の差をつけて念願の重賞初制覇を果たした。

8歳（2004年）

3月21日、約32か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。