カラフルワールド（1996年生、母フレンチカラー）

カラフルワールド（1996年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイタリアンカラー（当時9歳）と交配したフレンチカラーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地24戦3勝2着6回、中央障害1戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスターリットロードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラスイートキスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したシンボリモンソーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンライズワンダーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

4歳（2000年）

2月13日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロードプラチナムにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3月12日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月10日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴッドマーチに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

1月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウバンバンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったアイランドダリアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエクシードタイムに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

10月28日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6歳（2002年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早春賞（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

12月8日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

7歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって最後はチョウカイフライトと並んで11着同着となった。

1月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の初茜賞（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月27日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のコンバットハーバーに2馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。