キスザブライド（2011年生、母ウメノコトブキ）

キスザブライド（2011年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花嫁のキス」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したウメノコトブキが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦3勝2着7回。2014年の大観峰賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月21日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

11月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシゲルタンバに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモリトラッキーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2014年）

1月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイキセントに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のアルメリア賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の武雄賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のサクラソウ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のホトトギス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のハマナス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリネンスウィフトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカワセミ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のクロサギ賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のアオサギ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサカエダリアーナに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦のヤマセミ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた21戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のバルーン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた23戦目は、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、神楽月特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた27戦目は、春待月特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、イルミネーション特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた29戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（13戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた30戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったロードデュークに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月8日、中2週で迎えた32戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた33戦目は、グレイトフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた34戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカメレオンアミにアタマ差届かず2着となった。

4月24日、連闘で迎えた35戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で八木直也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったデルママツタロウに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月13日、連闘で迎えた37戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で八木直也騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオグリヒーローを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月22日、連闘で迎えた38戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月28日、連闘で迎えた39戦目は、飛騨川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は八木直也騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったデルママツタロウに詰め切れず、3馬身差の2着となった。