シゲルタンバ（2011年生、母キドニーグリル）

シゲルタンバ（2011年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『丹波』令制国名（旧国名）」。毛色は芦毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時19歳）と交配したキドニーグリルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方9戦4勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、隆栄牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって105万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月7日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキスザブライドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、連闘で迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエリシュカに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた8戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のリコーアイナハイナに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

1月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシナノイチイをアタマ差振り切って4勝目をマークした。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月11日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた13戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい17着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、矢車草賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた16戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。