プレステージピット（2003年生、母ケイピット）

プレステージピット（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一流の場所。母名より連想」。毛色は青毛。種牡馬のウェイオブライト（当時7歳）と交配したケイピットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C3。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月18日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

3歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた6戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた7戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオートハンターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアミフジクーニャンに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中0週で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラピッドプログレスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラスキッドに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月4日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4歳（2007年）

3月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。