ゲンパチメジャー（2009年生、母ソヨカゼ）

ゲンパチメジャー（2009年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したソヨカゼが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の妙高特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月2日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったシンキングマシーンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオレハメジャーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、カフェヒミコに半馬身交わされて2着となった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたヴェイグストーリー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のフランスギャルに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4歳（2013年）

4月7日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月15日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

10月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヒルノケアンズに6馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトポピーを半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

12月15日、中7週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

5歳（2014年）

3月29日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月20日、中2週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の上越ステークス（新潟ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

6歳（2015年）

2月8日、中8週で迎えた23戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月22日、中1週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

5月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

6月27日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた29戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月25日、中3週で迎えた30戦目は、クリスマス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7歳（2016年）

1月12日、中2週で迎えた31戦目は、初夢賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月21日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、プレセペ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた33戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた34戦目は、よみうりランドグッジョバ!!杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた35戦目は、宇宙忍者「バルタン店長」杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた36戦目は、京急立会川が面白いキャンペーン記念（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の桑島孝春記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月10日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた38戦目は、文の京特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた39戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた40戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた41戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ノースウインド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。