ベルモントカクテル（1998年生、母ラストフール）

ベルモントカクテル（1998年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のペルジノ（当時7歳）と交配したラストフールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、地方20戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の三里塚特別(一般B3四以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小島牧場から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2001年）

9月21日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は463kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハセノキセキに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中2週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケデンシュンプーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダービーアリアに8馬身の差をつけて制した。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のホクトオリオンをクビ差振り切って3勝目をマークした。

12月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2002年）

1月3日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月12日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2五ア（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったジェンツワールドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2五（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のノースフレアーをアタマ差振り切って4勝目を獲得した。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユーワシーズに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のシーサイド特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したフジノスペインに半馬身届かず2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイシノアサティスに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

10月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（10戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールナイトケイに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月8日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（11戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイランドファイトを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って制した。

5歳（2003年）

6月5日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦のルビー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦8勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の犬吠埼特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブリガンティアを3/4馬身振り切って9勝目をゲットした。

8月8日、中2週で迎えた18戦目は、御宿特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（14戦9勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた19戦目は、アルファード賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（15戦9勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月4日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の勝田特別（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（16戦9勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。