ミラクルモトヒメ（2011年生、母モナ）

ミラクルモトヒメ（2011年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇跡、母父名より連想＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のカンパニー（当時10歳）と交配したモナが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鳥井征士。戦績は、中央平地3戦0勝、地方31戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の荒川特別(一般C1七 C2一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥井征士から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、黒澤賢一によって105万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月6日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3歳（2014年）

5月31日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり18着に敗れた。

9月11日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鈴木淑子さんご来場ありがとう記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月6日、中0週で迎えた7戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1600m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、アマクダリにハナ差交わされて2着に惜敗した。

12月8日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンビュレットに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の荒川特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のヤマノラバーズに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2015年）

1月9日、中2週で迎えた10戦目は、福寿草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた13戦目は、スイートピー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5月27日、中3週で迎えた14戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月11日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月13日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた16戦目は、夏木立特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた17戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

8月31日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、クレマチス賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月9日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、長月賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（10戦2勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の万両特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5歳（2016年）

2月29日、中9週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた22戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3月29日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

5月8日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた24戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、木下智史の特別な特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた25戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石本純也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、サイキョウアサカゼに交わされて1馬身差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた27戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた28戦目は、文月特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石本純也騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒデノプラチナを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月23日、中1週で迎えた29戦目は、仁淀川特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、アランルースに3/4馬身交わされて2着となった。

8月13日、中2週で迎えた30戦目は、虚空蔵山特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、物部川特別（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は石本純也騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のシェードカーテンに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ブラックビューティに交わされて2馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般A2（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。