ヒデノプラチナ（2012年生、母アイレンベルク）

ヒデノプラチナ（2012年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋プラチナ（白金）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャイアントレッカー（当時10歳）と交配したアイレンベルクが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）グラストレーニングセンター。戦績は、中央平地7戦0勝、地方35戦11勝2着10回。主な勝ち鞍は2016年のしっとの夏特別(一般A4)。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は400kg。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた3戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3歳（2015年）

3月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月13日、中4週で馬体重を前走からさらに31kg増やして迎えた8戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の札幌馬主協会特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したリワードセロンに半馬身届かず2着となった。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、広島県もみじ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオレンジウォークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、連闘で迎えた11戦目は、岩手の新米ありがとう特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のエンジョーイアゲンに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月18日、連闘で迎えた12戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、マスターウィッシュにクビ差交わされて2着となった。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、クレバーサンデーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、連闘で迎えた14戦目は、ドキッ協賛初体験特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンハンプトンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月15日、連闘で迎えた15戦目は、茶の花特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したリワードセロンにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月29日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったリワードセロンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（8戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンシャインを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2016年）

1月1日、中2週で迎えた18戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた19戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフジヤマテスラに2馬身の差をつけて優勝

1月27日、連闘で迎えた21戦目は、キンポウゲ特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（10戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた22戦目は、大師の爪書き石特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（11戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリワードセロンを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って6勝目を収める

2月9日、連闘で迎えた23戦目は、木下智史昼夜祈願特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（12戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた24戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、父・信雄定年退職特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた25戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1イ C2イ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（13戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったラッキーライヴに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた27戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（14戦6勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた28戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（15戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーブレインを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月3日、中1週で迎えた29戦目は、松岡保彦退職記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（16戦7勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったタイセイポラリスを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月10日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビューティワンダーに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月4日、中2週で迎えた31戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（18戦8勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた32戦目は、5時カラ男ノ高知特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（19戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた33戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、チャンバラ貝特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロベリーボスを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って9勝目をつかんだ。

6月25日、中1週で迎えた34戦目は、紫陽花特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（20戦8勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

7月2日、連闘で迎えた35戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、土佐のオナガドリ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルハルカゼに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月9日、連闘で迎えた36戦目は、文月特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（21戦8勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミラクルモトヒメを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月24日、中1週で迎えた37戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（22戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた38戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（23戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、ジャストサウンドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、連闘で迎えた39戦目は、命名渡辺彩夢特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（24戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったサチノシェーバーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、連闘で迎えた40戦目は、しっとの夏特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（25戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリプルクラウンを豪脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた41戦目は、アンライバルド賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（26戦10勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた42戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、安芸市立書道美術館特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。