カプリッチョ（2015年生、母カプリースレディー）

カプリッチョ（2015年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇想曲（伊）。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時9歳）と交配したカプリースレディーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。主な勝ち鞍は2018年の福山競馬記念特別(一般C3-8)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月23日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月17日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったクレバーレディーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のお～いお茶特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエコロプリンセスを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマラビージャドラダに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエムオーセイコーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったペイシャベッチンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、2人の門出に乾杯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアシャカチムサーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマラビージャドラダをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月15日、中1週で迎えた17戦目は、近藤広晃特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で上田将司騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた18戦目は、佐原・瑠衣祝結婚特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で上田将司騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4歳（2019年）

1月8日、連闘で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったファシナンテに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったキタノアラムシャに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。