マルタカクロッカス（2003年生、母サカエクインビー）

マルタカクロッカス（2003年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時6歳）と交配したサカエクインビーが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のべふ峡特別(一般F)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、谷川牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、高橋義和によって735万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

6月10日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

10月15日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般F4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートカイウンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、べふ峡特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキラライチバンボシに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2007年）

1月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた8戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

5月13日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた11戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森井美香騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく3着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、お盆だよ全員集合特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森井美香騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるアミフジクーニャンを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブーロベカルを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた17戦目は、智仁36歳記念特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラビッグタイムを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、紅葉特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

11月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。