レアシャンパーニュ（2018年生、母ロゼシャンパーニュ）

レアシャンパーニュ（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「稀少なシャンパーニュ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したロゼシャンパーニュが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月4日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマリアエレーナをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月22日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3歳（2021年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのこぶし賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月16日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月8日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

8月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウプリンセスを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の関西テレビ放送賞ローズステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

4歳（2022年）

1月5日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月13日、中3週で迎えた13戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

5月15日、中8週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

10月23日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5歳（2023年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松若風馬騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3月12日、中7週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月24日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた23戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

2023年12月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。