コウキセイカン（1996年生、母マキハタグロリー）

コウキセイカン（1996年6月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のファーディナンド（当時13歳）と交配したマキハタグロリーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方26戦1勝2着1回。2001年の第2戦ゴールデンサドル賞(一般B3以下)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

10月17日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオーパスセブンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワシントンゴールドを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場均騎手（8戦1勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

10月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた14戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

4歳（2000年）

1月29日、中5週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（13戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた16戦目は、’00フレンドリースパー特別（2）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月22日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、花梨特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中0週で迎えた18戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、向寒特別（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた19戦目は、さざんか特別（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、一般B3 C1（足利ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2001年）

1月9日、中1週で迎えた23戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、門松特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大寿郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本大寿郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた26戦目は、チドリ特別（足利ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松本大寿郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた27戦目は、山口盛弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3（足利ダート1700m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったローズガリバーから4馬身差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた28戦目は、徳井達也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた29戦目は、モクレン特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳井達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた30戦目は、牡丹特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳井達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中0週で迎えた31戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、第2戦ゴールデンサドル賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーミステリーに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月25日、中1週で迎えた32戦目は、あやめ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は徳井達也騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた33戦目は、ケイトウ特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳井達也騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、一般B3（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳井達也騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた35戦目は、芙蓉特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で徳井達也騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた36戦目は、案山子特別（宇都宮ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳井達也騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた37戦目は、野菊特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳井達也騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月6日、中0週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、サフラン特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で徳井達也騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた39戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、オータム特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた40戦目は、トパーズ特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は徳井達也騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。