タイフーンスウェル（2004年生、母イブキラフィアン）

タイフーンスウェル（2004年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「台風のうねり」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時11歳）と交配したイブキラフィアンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦0勝2着4回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、萩沢俊雄から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、萩沢俊雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤克己によって210万円で落札された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月22日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

9月2日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2007年）

8月26日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2008年）

6月22日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた6戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアマゾネスを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から31kg減らして迎えた9戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から25kg戻して迎えた10戦目は、一般C2-12 13（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したコアレスボニータに3/4馬身届かず2着となった。

11月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、最後はゴルデンラプターと並んで3着同着となった。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月28日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2-15 16（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったナスノシェーバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロードフリーダムを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十1112（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた17戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた18戦目は、山野勝也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。