ノボディーヴォ（2005年生、母ノボチッチ）

ノボディーヴォ（2005年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人気俳優（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したノボチッチが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月17日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

12月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（2008年）

1月24日、中5週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトミノベガを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月27日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月3日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月24日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアースコマンダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月4日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のニホンピログッデンをクビ差振り切って雨中の大激戦を制した。

12月6日、中2週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。