ビクトリーフラッグ（2003年生、母タークスタンド）

ビクトリーフラッグ（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「走るたびに勝利の旗を持ち帰ってほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したタークスタンドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地29戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったブイアタッカーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

9月3日、中7週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンクルーズを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

12月2日、中6週で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2007年）

6月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスズカストロングに半馬身届かず2着となった。

7月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月16日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートキャンドルを別次元の末脚で半馬身差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月13日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月13日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

6歳（2009年）

1月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた29戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。