スズカストロング（2004年生、母スウィングスズカ）

スズカストロング（2004年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時12歳）と交配したスウィングスズカが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月5日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で生野賢一騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で生野賢一騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったテンエイヤシャマルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で生野賢一騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で生野賢一騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

2月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で生野賢一騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月25日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は生野賢一騎手（8戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイケイマンをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したミスベロニカに半馬身届かず2着となった。

6月9日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で生野賢一騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロックドゥカンブ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で生野賢一騎手（12戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビクトリーフラッグを半馬身振り切って優勝

12月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で生野賢一騎手（13戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で生野賢一騎手（14戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

4歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で生野賢一騎手（15戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で生野賢一騎手（16戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

2月9日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で生野賢一騎手（17戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月24日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都ダート1900m 小雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は11戦連続で生野賢一騎手（18戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。