ロックドゥカンブ（2004年生、母Fairy Lights）

ロックドゥカンブ（2004年9月29日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「岩（仏）＋フランスの地名。ワイン名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のRed Ransom（当時17歳）と交配したFairy Lightsが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦4勝。2007年のセントライト記念(G2)に勝利した他、2007年の菊花賞(G1)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミスベロニカに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズカストロングを半馬身振り切って2勝目をマークした。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスクリーンヒーローに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールデンダリアに1馬身1/4の差をつけて無傷の4連勝で重賞2勝目をマークした。

10月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月23日、中8週で迎えた6戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2008年）

6月1日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた8戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。