ジュニアダイオー（1992年生、母メモリークレリック）

ジュニアダイオー（1992年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザングループ（当時7歳）と交配したメモリークレリックが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は上島昇一。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

3月5日、デビュー戦は溝橋秀吉騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンオーガスタを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月12日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクロイダンガンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下のれんげ賞（京都芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ピュアハートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアップヒルガールをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したスケルツォを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトキオアクティブに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める

11月26日、連闘で迎えた10戦目は、シリウスステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4歳（1996年）

1月21日、中5週で迎えた12戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた14戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた15戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月19日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、江見和浩騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた17戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江見和浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（1997年）

6月1日、約11か月の休み明けで迎えた19戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。