エイシンオーガスタ（1992年生、母Toy Gun）

エイシンオーガスタ（1992年4月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のApalachee（当時21歳）と交配したToy Gunが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦4勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。1996年の東海ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月11日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、リニアタイムに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3歳（1995年）

3月5日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のジュニアダイオーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下のれんげ賞（京都芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、フサイチビクトリーに半馬身交わされて2着となった。

5月20日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のアイドゥートゥーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の白藤ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月10日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4歳（1996年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヒシチームにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエビスチェリーを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

3月31日、中3週で迎えた14戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアベルクイーンをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

6月2日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

5歳（1997年）

1月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、門松ステークス（京都ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた19戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、橿原ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

3月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（9戦3勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた21戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた22戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月9日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。