グラディーヴァ（2016年生、母カノーロ）

グラディーヴァ（2016年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「古代ローマの女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したカノーロが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦1勝。主な勝ち鞍は2019年の矢車賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤英子によって5,184万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月22日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウラノメトリアに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のクードメイトルを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

5月26日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月7日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月12日、中4週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの堀川特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

4歳（2020年）

6月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月25日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2020年11月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。