クードメイトル（2016年生、母ドリームオブジェニー）

クードメイトル（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「偉業（仏）。偉業を成し遂げるよう願って」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したドリームオブジェニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。主な勝ち鞍は2019年の出石特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月2日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のニューアビリティに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月29日、中7週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったグラディーヴァを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月23日、中7週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラスの出石特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のモズベッロに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2020年）

8月16日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。